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データベースのバックアップ
- 定期的なバックアップを作成し、適切な保管場所に保存します。AWSの場合、Amazon S3などのストレージサービスを使用することができます。
- バックアップスケジュールを設定し、データの損失を最小限に抑えます。
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マルチAZ配置の使用
- RDSのマルチAZ配置を有効にすることで、データベースの冗長性を確保します。
- マスターデータベースと同期したスタンバイデータベースが自動的に作成され、障害が発生した場合にはスタンバイデータベースが自動的に切り替わります。
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リードレプリカの設定
- リードレプリカを作成することで、読み取り負荷を分散させることができます。
- リードレプリカはマスターデータベースからのデータを非同期で受信し、読み取りトラフィックを処理します。
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データベースの復旧テスト
- 定期的にデータベースの復旧テストを実施し、手順や回復時間を確認します。
- バックアップからのデータの復元や、マルチAZ構成の切り替えなどを含めたテストを行います。
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イベント通知の設定
- AWS CloudWatch EventsやSimple Notification Service(SNS)を使用して、データベースの異常や障害に関する通知を受け取ることができます。
- イベント通知を設定することで、早期に問題を検知し対応できます。
これらは一般的な手法ですが、具体的なコード例もいくつか挙げます。
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バックアップスクリプトの例(AWS CLIを使用)
aws rds create-db-snapshot --db-instance-identifier <DBインスタンス名> --db-snapshot-identifier <スナップショット名>
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マルチAZ構成の設定例(AWS CLIを使用)
aws rds modify-db-instance --db-instance-identifier <DBインスタンス名> --multi-az --apply-immediately
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リードレプリカの作成例(AWS CLIを使用)
aws rds create-db-instance-read-replica --db-instance-identifier <リードレプリカ名> --source-db-instance-identifier <マスターDBインスタンス名>
これらの例はAWS CLIを使用していますが、各クラウドプロバイダには同様の操作を行うためのAPIやコマンドがあります。
RDS PostgreSQLデータベースの災害復旧戦略を作成する際には、上記のポイントとコード例を参考にして、自身の要件に合わせた戦略を構築してください。