- 基本的なCTEの構文: CTEを使用するには、WITHキーワードを使用してCTE名とその定義を指定します。次に、CTEを参照するメインのクエリを書きます。
例: WITH cte_name (列名1, 列名2, ...) AS ( -- CTEの定義 SELECT 列名1, 列名2, ... FROM テーブル名 WHERE 条件 ) -- CTEを参照するメインのクエリ SELECT * FROM cte_name WHERE 条件;
- 再帰的なCTEの例: CTEは再帰的に定義することもできます。これは、階層構造や親子関係を持つデータを扱う際に便利です。
例: WITH recursive_cte (列名1, 列名2, ...) AS ( -- 初期クエリ SELECT 列名1, 列名2, ... FROM テーブル名 WHERE 条件
UNION ALL
-- 再帰的なクエリ
SELECT 列名1, 列名2, ...
FROM テーブル名
JOIN recursive_cte ON 条件
WHERE 追加の条件
) SELECT * FROM recursive_cte;
- CTEのチェーン: CTEはチェーンさせることもできます。1つのCTEを別のCTEで参照することができます。
例: WITH cte1 (列名1, 列名2, ...) AS ( -- CTE1の定義 SELECT 列名1, 列名2, ... FROM テーブル名 WHERE 条件 ), cte2 (列名1, 列名2, ...) AS ( -- CTE2の定義でCTE1を参照 SELECT 列名1, 列名2, ... FROM cte1 WHERE 条件 ) SELECT * FROM cte2;
CTEはSQLの柔軟性と可読性を向上させるための便利な機能です。データの処理や分析のために、CTEを上手に活用してください。