LinuxでPythonのバージョンを変更する方法


Pythonのバージョンを変更するためには、以下の手順に従う必要があります。

  1. 使用可能なPythonバージョンを確認する: Linuxのターミナルで以下のコマンドを実行します。

    $ ls /usr/bin/python*

    このコマンドにより、システムにインストールされているPythonのバージョンが表示されます。

  2. Pythonのバージョンを変更する: Linuxでは、通常、デフォルトのPythonバージョンとしてPython 2.xがインストールされています。Python 3.xをデフォルトのバージョンに変更する場合は、以下の手順を実行します。

    $ sudo update-alternatives --config python

    このコマンドを実行すると、インストールされているPythonバージョンのリストが表示されます。デフォルトのバージョンを選択するためにリストの番号を入力します。

    また、特定のバージョンのPythonを一時的に使用するには、以下のコマンドを実行します。

    $ python3

    このコマンドを実行すると、Python 3.xのインタラクティブシェルが起動します。

  3. 仮想環境を使用する: Pythonのバージョンを切り替えるためのもう一つの方法は、仮想環境を使用することです。仮想環境を作成し、そこで必要なバージョンのPythonを使用することができます。

    仮想環境を作成するためには、以下のコマンドを実行します。

    $ python3 -m venv myenv

    このコマンドを実行すると、"myenv"という名前の仮想環境が作成されます。仮想環境に切り替えるためには、以下のコマンドを実行します。

    $ source myenv/bin/activate

    これにより、仮想環境がアクティブになり、その中でPythonコマンドを実行すると、選択したバージョンのPythonが使用されます。

以上が、Linux上でPythonのバージョンを変更する方法です。これらの手順を実行することで、異なるバージョンのPythonを使用することができます。システム全体でデフォルトのバージョンを変更するか、仮想環境を使用して特定のプロジェクトにおいてバージョンを管理するかは、使用状況や要件に応じて選択してください。