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クエリのパフォーマンスチューニング: メモリプールの高い使用率は、クエリのパフォーマンスの問題によるものかもしれません。以下の方法でクエリのチューニングを試してみてください。
- クエリのインデックスを最適化する。
- クエリの実行計画を確認し、適切なインデックスを使用しているか確認する。
- 不要なクエリの実行を避けるために、クエリの再評価を行う。
- クエリのパラメーターを最適化し、パラメータースニッフィングを避ける。
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メモリ設定の調整: MSSQL RDSのメモリ設定を調整することで、メモリプールの使用率を管理することができます。以下の設定を検討してみてください。
- max server memory: デフォルトではMSSQLが使用できるメモリの上限を設定しており、適切な値に設定することでメモリの使用を最適化することができます。例えば、物理メモリの70-80%程度を設定すると良い場合があります。
- min server memory: メモリの最低限必要な量を設定することで、メモリのフリーサイズを確保することができます。
以下は、SSMS(SQL Server Management Studio)を使用してこれらの設定を変更する例です。
EXEC sys.sp_configure N'show advanced options', N'1' RECONFIGURE WITH OVERRIDE EXEC sys.sp_configure N'max server memory', N'8192' RECONFIGURE WITH OVERRIDE EXEC sys.sp_configure N'min server memory', N'2048' RECONFIGURE WITH OVERRIDE EXEC sys.sp_configure N'show advanced options', N'0' RECONFIGURE WITH OVERRIDE
- システムパフォーマンスモニタリングツールを使用して、メモリ使用率を監視する。
- ロングランニングクエリを特定し、パフォーマンスの問題を引き起こしている可能性があるか確認する。
- SQL Serverのエラーログやパフォーマンスカウンターをチェックして、問題の原因を特定する。
以上が、MSSQL RDSのメモリプールが95%以上使用される理由と対処方法の概要です。クエリのパフォーマンスチューニング、メモリ設定の調整、監視とトラブルシューティングを行うことで、メモリプールの使用率を最適化し、MSSQL RDSのパフォーマンスを向上させることができます。リソースの効率的な管理は、データベースの安定性と応答性の向上につながります。