Pythonの中括弧({})の意味と使用方法


  1. 辞書(dictionary): Pythonの辞書は、キーと値のペアを格納するデータ構造です。中括弧を使用して辞書を作成し、キーと値を対にして指定します。以下は例です。
# 辞書の作成
person = {"name": "John", "age": 25, "city": "Tokyo"}
# 辞書の要素にアクセス
print(person["name"])  # 出力: John
print(person["age"])   # 出力: 25
print(person["city"])  # 出力: Tokyo
  1. 集合(set): Pythonの集合は、重複しない要素の集まりです。中括弧を使用して集合を作成し、要素をカンマで区切って指定します。以下は例です。
# 集合の作成
fruits = {"apple", "banana", "orange"}
# 集合の要素にアクセス
for fruit in fruits:
    print(fruit)
# 出力:
# apple
# banana
# orange
  1. コード例: 中括弧を使用して辞書や集合を作成するだけでなく、他のPythonの機能やライブラリでも中括弧が使用されることがあります。以下はいくつかの例です。
  • リスト内包表記(list comprehension):
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_numbers = [x2 for x in numbers]  # リスト内包表記
print(squared_numbers)  # 出力: [1, 4, 9, 16, 25]
  • 辞書内包表記(dictionary comprehension):
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_dict = {x: x2 for x in numbers}  # 辞書内包表記
print(squared_dict)  # 出力: {1: 1, 2: 4, 3: 9, 4: 16, 5: 25}
  • 集合内包表記(set comprehension):
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_set = {x2 for x in numbers}  # 集合内包表記
print(squared_set)  # 出力: {1, 4, 9, 16, 25}

中括弧はPythonのさまざまな場面で使用される重要な構文要素です。上記の例を参考にして、さまざまな場面で中括弧を使用する方法を試してみてください。