- アイコンの保存場所: KDEアイコンは通常、以下のディレクトリに保存されています。
/usr/share/icons/ - ここにはシステム全体で使用されるアイコンが格納されています。 ~/.local/share/icons/ - ここには特定のユーザーがカスタマイズしたアイコンが格納されています。
これらのディレクトリ内には、さまざまなアイコンテーマが含まれており、サブディレクトリにカテゴリ別に分かれています。ディレクトリ内の各アイコンファイルは、通常、.pngや.svgなどの画像形式で保存されています。
- アイコンのカスタマイズ: KDEでは、アイコンのカスタマイズオプションが豊富に用意されています。以下にいくつかの方法を示します。
-
デスクトップ上のアイコンのサイズを変更する: デスクトップ上で右クリックし、「デスクトップの設定」を選択します。表示されるダイアログで、「アイコンのサイズとスペース」セクションを見つけ、サイズを調整します。
-
アイコンテーマの変更: 「KDEシステム設定」を開き、外観セクションに移動します。「アイコン」を選択し、使用したいアイコンテーマを選びます。利用可能なテーマのプレビューを確認しながら、お気に入りのものを選択してください。
-
個別のアイコンを変更する: 特定のアイコンを変更したい場合は、そのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。プロパティダイアログで、「アイコンの変更」オプションを見つけ、新しいアイコンを選択します。
-
カスタムアイコンの追加: カスタムアイコンを追加するには、適切なディレクトリにアイコンファイルを保存します。その後、アイコンテーマの設定で新しいアイコンが表示されるようになります。
- コード例: KDEアイコンをプログラムから操作するためのコード例を示します。
- Pythonを使用したアイコンの変更:
import dbus
# DBusセッションバスの取得
session_bus = dbus.SessionBus()
# Plasmaシェルのオブジェクトパスを取得
plasma_object_path = "/PlasmaShell"
# プロパティのインターフェースを取得
plasma_properties = session_bus.get_object("org.kde.plasmashell", plasma_object_path)
properties_interface = dbus.Interface(plasma_properties, "org.freedesktop.DBus.Properties")
# アイコンの変更
applet_id = "applet_id" # アイコンを変更したいアプレットのID
icon_path = "/path/to/new/icon.png" # 新しいアイコンのパス
properties_interface.Set("org.kde.plasma.private.applet", "Icon", icon_path)
上記のコード例では、Pythonのdbusモジュールを使用してKDEのPlasmaシェルにアクセスし、特定のアプレットのアイコンを変更する方法を示しています。applet_id
変数には変更したいアプレットのIDを指定し、icon_path
変数には新しいアイコンのパスを指定します。
このように、KDEではさまざまな方法でアイコンの保存場所やカスタマイズ方法を操作することができます。お好みの方法を選んで、KDEデスクトップ環境を自分自身のものにカスタマイズしてください。