Javaのラベル付きbreak文についての解説と使用例


ラベル付きbreak文は、通常のbreak文とは異なり、ループや分岐文の外側にある特定のラベルを持つブロックを終了するために使用されます。これは、複数の入れ子になったループや分岐がある場合に役立ちます。

以下に、ラベル付きbreak文のいくつかの使用例を示します。

  1. ラベル付きループの終了:

    outerloop:
    for (int i = 0; i < 5; i++) {
       for (int j = 0; j < 5; j++) {
           if (i == 2 && j == 2) {
               break outerloop;
           }
           System.out.println("i: " + i + ", j: " + j);
       }
    }

    上記のコードでは、outerloopというラベルが付いた外側のループを終了するために、条件を満たした場合にラベル付きbreak文が使用されています。

  2. ラベル付き分岐の終了:

    outerloop:
    for (int i = 0; i < 5; i++) {
       for (int j = 0; j < 5; j++) {
           if (i == 2 && j == 2) {
               break outerloop;
           }
           System.out.println("i: " + i + ", j: " + j);
       }
       if (i == 3) {
           break outerloop;
       }
    }

    上記のコードでは、外側のループと分岐を終了するために、ラベル付きbreak文が使用されています。内側のループで条件を満たした場合には、外側のループと分岐が終了します。

ラベル付きbreak文は、特定の制御フローを終了する必要がある場合や、複雑な入れ子構造のコードでの制御フローの終了が必要な場合に便利です。ただし、過度に使用するとコードの可読性が低下する可能性があるため、慎重に使用する必要があります。

以上が、Javaのラベル付きbreak文の解説と使用例です。この特殊な制御フローを適切に活用することで、より柔軟なコードの制御が可能になります。