C#でのdefault(t)の使用方法と意味についての解説


default(t)を使用すると、指定した型 t のデフォルト値が返されます。たとえば、int型の場合は0、string型の場合はnull、bool型の場合はfalseなどです。この機能は、値型と参照型の両方に対して使用することができます。

以下に、default(t)の使用例をいくつか示します。

  1. 変数の初期化:

    int number = default(int);
    string text = default(string);
    bool flag = default(bool);
  2. メソッドのパラメータのデフォルト値の設定:

    public void MyMethod(int value = default(int))
    {
    // パラメータが指定されなかった場合は、デフォルト値が使用される
    // valueの初期値は0となる
    }
  3. オブジェクトの比較:

    public bool AreEqual<T>(T obj1, T obj2)
    {
    // obj1とobj2が等しいかどうかを比較する
    // default(T)はTのデフォルト値を返すため、比較時に便利に利用できる
    return obj1.Equals(obj2) || obj1.Equals(default(T));
    }

以上のように、default(t)はC#で便利な機能であり、さまざまなシナリオで活用することができます。デフォルト値の設定や比較などの場面で利用して、コードのシンプルさと可読性を向上させることができます。