default(t)を使用すると、指定した型 t のデフォルト値が返されます。たとえば、int型の場合は0、string型の場合はnull、bool型の場合はfalseなどです。この機能は、値型と参照型の両方に対して使用することができます。
以下に、default(t)の使用例をいくつか示します。
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変数の初期化:
int number = default(int); string text = default(string); bool flag = default(bool);
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メソッドのパラメータのデフォルト値の設定:
public void MyMethod(int value = default(int)) { // パラメータが指定されなかった場合は、デフォルト値が使用される // valueの初期値は0となる }
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オブジェクトの比較:
public bool AreEqual<T>(T obj1, T obj2) { // obj1とobj2が等しいかどうかを比較する // default(T)はTのデフォルト値を返すため、比較時に便利に利用できる return obj1.Equals(obj2) || obj1.Equals(default(T)); }
以上のように、default(t)はC#で便利な機能であり、さまざまなシナリオで活用することができます。デフォルト値の設定や比較などの場面で利用して、コードのシンプルさと可読性を向上させることができます。