TypeORMの設定と使用方法


  1. インストールとプロジェクトのセットアップ: TypeORMを使用するには、まずNode.jsプロジェクトにTypeORMパッケージをインストールする必要があります。以下のコマンドを使用してインストールします。

    npm install typeorm

    インストールが完了したら、TypeScriptの設定ファイル(tsconfig.json)を作成し、TypeORMの使用に必要な設定を追加します。

  2. データベースの設定: TypeORMは様々なデータベースをサポートしています。設定ファイル(ormconfig.json)を使用して、データベースの接続情報を指定します。以下は、MySQLデータベースの設定例です。

    {
     "type": "mysql",
     "host": "localhost",
     "port": 3306,
     "username": "root",
     "password": "password",
     "database": "mydatabase",
     "synchronize": true,
     "logging": true,
     "entities": ["src/entities/*.ts"],
     "migrations": ["src/migrations/*.ts"],
     "subscribers": ["src/subscribers/*.ts"],
     "cli": {
       "entitiesDir": "src/entities",
       "migrationsDir": "src/migrations",
       "subscribersDir": "src/subscribers"
     }
    }
  3. エンティティの作成と操作: TypeORMでは、エンティティ(データベースのテーブルにマッピングされるオブジェクト)を作成して操作します。以下は、Userエンティティの例です。

    import { Entity, Column, PrimaryGeneratedColumn } from 'typeorm';
    @Entity()
    export class User {
     @PrimaryGeneratedColumn()
     id: number;
     @Column()
     name: string;
     @Column()
     email: string;
    }

    エンティティを作成したら、TypeORMのリポジトリを使用してデータベースの操作を行うことができます。例えば、以下のコードでユーザーを作成し保存することができます。

    import { getRepository } from 'typeorm';
    const userRepository = getRepository(User);
    const user = new User();
    user.name = 'John Doe';
    user.email = '[email protected]';
    await userRepository.save(user);
  4. クエリの実行: TypeORMでは、クエリを使用してデータベースからデータを取得したり更新したりすることができます。例えば、以下のコードで特定の条件に一致するユーザーを取得することができます。

    const users = await userRepository.find({ where: { name: 'John Doe' } });

    クエリの詳細な使用方法については、TypeORMの公式ドキュメントを参照してください。

以上が、TypeORMの基本的な設定と使用方法の概要です。詳細な情報やさらに高度な操作については、TypeORMの公式ドキュメントを参照してください。