MySQLのstatement_timeout設定とは何ですか?使用方法と注意点を解説します


  1. グローバルな設定の場合: MySQLの設定ファイル (通常はmy.cnfまたはmy.ini) を編集し、以下のように設定します。

    [mysqld]
    ...
    statement_timeout = 10  -- タイムアウト時間を秒単位で指定
    ...
  2. セッションごとの設定の場合: セッションごとにstatement_timeoutを設定したい場合は、以下のようにクエリを実行します。

    SET statement_timeout = 10;  -- タイムアウト時間を秒単位で指定

設定したstatement_timeoutの値は、クエリの実行時間がそれを超えると、クエリが自動的にキャンセルされます。キャンセルされたクエリはエラーとして扱われ、エラーメッセージが返されます。

なお、注意点としては以下の点があります。

  • statement_timeoutは、MySQL 5.7.8以降で利用可能です。古いバージョンでは使用できませんので、バージョンを確認してください。
  • statement_timeoutは、単一のクエリの実行時間に適用されます。複数のクエリを実行する場合は、各クエリに対して個別に設定する必要があります。
  • statement_timeoutの値は、実行時間を秒単位で指定します。適切な値を選択することが重要です。設定値が短すぎると、実行中のクエリが頻繁にキャンセルされる可能性があります。一方、値が長すぎると、長時間実行されるクエリによってリソースが占有される可能性があります。

以上がMySQLのstatement_timeoutの概要と設定方法です。適切なタイムアウト時間を設定することで、クエリの実行時間を制御し、パフォーマンスの向上やリソースの効率的な利用を促進することができます。