以下に、ロールバックの使用方法と簡単な例を示します。
- トランザクションの開始:
まず、トランザクションを開始する必要があります。これには、データベースの接続を確立し、トランザクションを開始するためのコマンドを実行します。例えば、MySQLでは以下のようになります:
START TRANSACTION;
- 変更を行うSQLコマンドの実行:
トランザクション内で実行する変更を行うSQLコマンド(INSERT、UPDATE、DELETEなど)を実行します。例えば、以下のようになります:
INSERT INTO 表名 (列1, 列2, 列3) VALUES (値1, 値2, 値3);
UPDATE 表名 SET 列1 = 新しい値 WHERE 条件;
DELETE FROM 表名 WHERE 条件;
- 変更を確定する:
すべての変更が正常に実行された場合、トランザクションを確定(コミット)します。これにより、変更がデータベースに永続的に保存されます。例えば、以下のようになります:
COMMIT;
- ロールバックの使用:
トランザクション内で発生した問題やエラーにより、変更を取り消したい場合、ロールバックを使用します。これにより、トランザクション内で実行されたすべての変更が取り消されます。例えば、以下のようになります:
ROLLBACK;
- トランザクションの終了:
トランザクションの終了を宣言します。これにより、データベースの接続が閉じられます。例えば、以下のようになります:
END;
以上が、SQLにおけるロールバックの基本的な使用方法と例です。トランザクションの一部の変更を取り消すためには、ロールバックを使用して変更を取り消すことができます。