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モックサーバーのセットアップ: HttpClientのユニットテストでは、実際のリクエストを送信せずにテストする必要があります。そのため、モックサーバーをセットアップする必要があります。モックサーバーは、テスト用の応答を返すように設定された仮想的なサーバーです。例えば、FluentAssertionsやMoqなどのライブラリを使用してモックサーバーを作成することができます。
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HttpClientのインスタンス化: テスト対象のクラス内でHttpClientを使用している場合、テストコード内でHttpClientのインスタンスを作成する必要があります。このときには、モックサーバーのエンドポイントを指定することができます。
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リクエストのモック: テストケースごとにHttpClientに送信されるリクエストをモックする必要があります。これにより、テストケースごとに異なるレスポンスを返すことができます。Moqなどのライブラリを使用して、リクエストをモックすることができます。
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テストケースの作成: テストケースごとにHttpClientが期待通りに動作するかを検証するテストメソッドを作成します。モックされたリクエストと応答を使用して、期待される結果が得られるかどうかを確認します。例えば、レスポンスのステータスコードやヘッダー、応答のデータなどを検証することができます。
以下に、C#でのHttpClientのユニットテストの例を示します。
// モックサーバーのセットアップ
var mockServer = new Mock<HttpMessageHandler>();
mockServer.Protected()
.Setup<Task<HttpResponseMessage>>("SendAsync", ItExpr.IsAny<HttpRequestMessage>(), ItExpr.IsAny<CancellationToken>())
.ReturnsAsync(new HttpResponseMessage
{
StatusCode = HttpStatusCode.OK,
Content = new StringContent("Mock response")
});
// HttpClientのインスタンス化
var httpClient = new HttpClient(mockServer.Object);
// テストケースの作成
[Fact]
public async Task TestHttpGet()
{
// モックされたリクエストと応答を使用してテストを実行
var response = await httpClient.GetAsync("http://example.com/api/data");
// 応答の検証
response.EnsureSuccessStatusCode();
var content = await response.Content.ReadAsStringAsync();
Assert.Equal("Mock response", content);
}
以上の手順に従って、HttpClientのユニットテストを行うことができます。これにより、リクエストや応答の処理を正しくテストし、期待通りの結果を得ることができます。