- forループ: forループは、指定された回数だけコードブロックを繰り返し実行するために使用されます。以下は、forループの基本的な構文です。
for (初期化式; 条件式; 更新式) {
// コードブロック
}
初期化式は、ループの最初に一度だけ実行される式です。条件式は、各繰り返しの前に評価され、真である場合にループが継続されます。更新式は、各繰り返しの終わりに実行される式です。以下は、配列の要素をforループを使用して反復処理する例です。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
console.log(array[i]);
}
- of...ループ: of...ループは、配列やイテラブルオブジェクトの要素を簡潔に反復処理するために導入されました。以下は、of...ループの基本的な構文です。
for (要素変数 of 配列またはイテラブルオブジェクト) {
// コードブロック
}
要素変数には、各要素の値が代入されます。以下は、配列の要素をof...ループを使用して反復処理する例です。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
for (const element of array) {
console.log(element);
}
- 選択のポイントと実用例: forループとof...ループの選択にはいくつかのポイントがあります。
- forループは、配列のインデックスや特定の範囲で反復処理する場合に便利です。
- of...ループは、配列の要素をシンプルに取得したい場合や、イテラブルオブジェクト(例えば、文字列やSet)を反復処理する場合に便利です。
以下は、それぞれのループの実用例です。
// forループの実用例
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
if (array[i] === target) {
console.log("要素が見つかりました");
break;
}
}
// of...ループの実用例
for (const char of string) {
console.log(char);
}
以上が、「forループ」と「of...」ループの比較と使い方についての解説です。どちらのループも柔軟に使用することができますので、状況に応じて適切なループを選択してください。