PHP-FPMの設定ファイルの場所は、一般的には以下のいずれかの場所にあります。しかし、具体的な場所は使用しているシステムの設定やディストリビューションによって異なる場合があります。
- /etc/php-fpm.conf
- /etc/php/7.x/fpm/php-fpm.conf
- /etc/php/7.x/fpm/pool.d/www.conf
これらのパスのいずれかに設定ファイルが存在する可能性があります。設定ファイルの場所を確認するには、まずはこれらの場所を探してみてください。
設定ファイルを編集するには、テキストエディタを使用してファイルを開きます。以下に、設定ファイルの一部を示します。
[global]
; 全体的な設定オプション
[www]
; プールの設定オプション
設定ファイルの中には、グローバル設定とプールごとの設定があります。グローバル設定は、すべてのプールに適用される共通の設定です。プールごとの設定は、個々のプールに対して適用される設定です。
設定ファイルの中で変更を加えたいオプションを見つけ、値を適切に設定します。たとえば、以下のような設定があります。
[www]
user = www-data
group = www-data
listen = /var/run/php/php7.4-fpm.sock
上記の例では、プール「www」のユーザーとグループを「www-data」に設定し、PHP-FPMのソケットのリスンパスを「/var/run/php/php7.4-fpm.sock」に設定しています。
設定ファイルを変更した後は、PHP-FPMを再起動する必要があります。再起動の方法は、使用しているシステムやディストリビューションによって異なる場合があります。一般的な再起動コマンドは以下の通りです。
sudo service php7.x-fpm restart
このコマンドを実行すると、PHP-FPMが再起動され、新しい設定が適用されます。
エラーが発生した場合は、エラーメッセージを確認し、適切な対応を行います。エラーメッセージは通常、ログファイルに記録されます。
以上がPHP-FPMの設定ファイルの場所と設定方法の概要です。設定ファイルの編集や再起動の方法を理解し、必要な変更を行うことで、PHP-FPMの動作をカスタマイズすることができます。