process.argv
は、実行時に渡された引数の配列を返します。配列のインデックス0にはNode.jsの実行パスが格納されており、インデックス1には実行中のスクリプトのファイルパスが格納されます。その後のインデックスには、実行時に渡された引数が順番に格納されます。
以下に、process.argv[2]
の使用方法と一般的なエラーの解決方法をいくつか示します。
process.argv[2]
の使用方法:process.argv[2]
は、実行時に渡された引数のうち、3番目の引数を取得するために使用されます。たとえば、以下のようなコマンドを実行した場合には、process.argv[2]
は"node"という文字列を返します。
node index.js node
- エラー処理:
process.argv
の使用中にエラーが発生する可能性があるため、エラー処理を行うことが重要です。以下に、一般的なエラーシナリオとその対処法を示します。
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インデックスが範囲外の場合のエラー:
if (process.argv.length < 3) { console.error("引数が不足しています。"); process.exit(1); }
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不正な引数の形式のエラー:
const arg = process.argv[2]; if (!isValid(arg)) { console.error("無効な引数です。"); process.exit(1); }
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ファイルが存在しない場合のエラー:
const filePath = process.argv[2]; if (!fs.existsSync(filePath)) { console.error("ファイルが見つかりません。"); process.exit(1); }
- コード例:
以下に、
process.argv[2]
を使用した具体的なコード例を示します。
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引数の出力:
console.log(process.argv[2]);
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ファイル読み込み:
const fs = require('fs'); const filePath = process.argv[2]; const content = fs.readFileSync(filePath, 'utf8'); console.log(content);
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ディレクトリ内のファイル一覧表示:
const fs = require('fs'); const dirPath = process.argv[2]; const files = fs.readdirSync(dirPath); console.log(files);
以上が、process.argv[2]
の使用方法とエラーの解決方法の一部です。詳細な情報や他の使用例については、Node.jsの公式ドキュメントを参照してください。