PostgreSQLのJSONBの概要と使用方法


JSONBは、テキストベースのJSONデータをバイナリ形式で格納し、高速な検索やクエリ処理を可能にします。以下に、JSONBの主な特徴と使用方法を解説します。

  1. JSONBの主な特徴

    • 効率的なデータ格納: JSONBは内部的にバイナリ形式でデータを格納するため、テキストベースのJSONデータよりも効率的にディスク容量を使用します。
    • インデックスのサポート: JSONBデータ列に対してインデックスを作成することができます。これにより、JSONBデータ内の特定のキーまたはパスへのアクセスが高速化されます。
    • 検索とクエリ処理: JSONBデータを対象に検索やクエリ処理を行うことができます。例えば、JSONBデータ内の特定のキーの値を検索する、条件に合致するJSONBデータを抽出するなどが可能です。
  2. JSONBの使用方法とコード例 以下に、JSONBの使用方法とコード例を示します。

  • JSONBデータの格納:

    CREATE TABLE posts (
    id SERIAL PRIMARY KEY,
    title VARCHAR(255),
    tags JSONB
    );
  • JSONBデータの挿入:

    INSERT INTO posts (title, tags)
    VALUES ('Post Title', '["tag1", "tag2", "tag3"]');
  • JSONBデータの検索:

    SELECT * FROM posts
    WHERE tags @> '["tag1"]';

上記の例では、"posts"というテーブルに"title"と"tags"という列があり、"tags"列にJSONBデータが格納されています。"tags"列に対して@>演算子を使用して、"tag1"を含むレコードを検索しています。

JSONBはPostgreSQLの強力な機能の一つであり、柔軟なデータ操作を可能にします。JSONBを活用することで、データベース内のJSONデータの格納と操作が容易になります。