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エラーログの有効化: MySQLのエラーログは、実行中のクエリやエラーメッセージを記録するための重要なログです。ログの有効化には、以下の手順を実行します。
a. MySQL設定ファイル (通常はmy.cnfまたはmy.ini) を開きます。 b. [mysqld] セクションに、以下の行を追加します:
log_error = /path/to/error.log
ここで、
/path/to/error.log
はエラーログファイルの保存場所を示します。 c. MySQLを再起動します。 -
ジェネラルクエリログの有効化: ジェネラルクエリログは、MySQLサーバに送信された全てのクエリを記録します。以下の手順でログを有効化します。
a. MySQL設定ファイルを開きます。 b. [mysqld] セクションに、以下の行を追加します:
general_log = 1 general_log_file = /path/to/general.log
ここで、
/path/to/general.log
はジェネラルクエリログファイルの保存場所を示します。 c. MySQLを再起動します。 -
スロークエリログの有効化: スロークエリログは、実行時間が一定の閾値を超えるクエリを記録します。以下の手順でログを有効化します。
a. MySQL設定ファイルを開きます。 b. [mysqld] セクションに、以下の行を追加します:
slow_query_log = 1 slow_query_log_file = /path/to/slow.log long_query_time = 2
ここで、
/path/to/slow.log
はスロークエリログファイルの保存場所を示し、long_query_time
はクエリの実行時間の閾値を設定します(ここでは2秒としています)。 c. MySQLを再起動します。 -
ログローテーションの設定: ログファイルが肥大化しないように、定期的なログローテーションが重要です。ログローテーションは、古いログファイルを圧縮または削除し、新しいログファイルを作成します。ログローテーションの設定方法は、使用しているオペレーティングシステムやログローテーションツールによって異なります。
以上が、MySQLデータベースのログ記録方法の一般的な手法です。ログを有効化することで、データベースのトラブルシューティングやパフォーマンスの最適化に役立つ情報を収集できます。