SQL ServerとSpring Boot APIを組み合わせたデータベース連携の基本


  1. プロジェクトのセットアップ: まず、Spring Bootプロジェクトを作成し、必要な依存関係を設定します。pom.xmlファイルに、Spring Boot、Spring Data JPA、およびSQL Serverの依存関係を追加します。

  2. データベース接続の設定: application.propertiesファイルまたはapplication.ymlファイルを使用して、データベース接続の設定を行います。以下は、SQL Serverへの接続設定の例です。

spring.datasource.url=jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=mydatabase
spring.datasource.username=sa
spring.datasource.password=mypassword
spring.jpa.database-platform=org.hibernate.dialect.SQLServerDialect
  1. エンティティクラスの作成: データベースのテーブルと対応するエンティティクラスを作成します。エンティティクラスには、テーブルの各カラムをマッピングするためのアノテーションを追加します。

  2. リポジトリの作成: エンティティクラスに対応するリポジトリインターフェースを作成します。このインターフェースには、データベース操作(検索、挿入、更新など)のためのメソッドを定義します。Spring Data JPAが自動的にクエリを生成してくれるため、SQLの詳細な記述は必要ありません。

  3. コントローラの作成: APIエンドポイントを定義するためのコントローラクラスを作成します。コントローラクラスでは、リポジトリからデータを取得し、クライアントに応答を返すためのメソッドを定義します。

  4. テスト: APIの動作を確認するために、適切なテストを作成します。テストでは、データベースにデータを挿入し、APIエンドポイントを呼び出して正しい応答が返されるかを検証します。

以上が、SQL ServerとSpring Boot APIを組み合わせてデータベース連携を行う基本的な手順です。必要に応じて、トランザクション管理やセキュリティの設定など、より高度な機能を追加することもできます。しかし、このガイドは初心者向けであり、基本的な機能に焦点を当てています。