SQLにおける行の削除と切り捨て方法


  1. 行の削除: 行を削除するには、DELETE文を使用します。以下は基本的な構文です。
DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件式;

例えば、"users"というテーブルから特定の条件を満たす行を削除する場合は、以下のようになります。

DELETE FROM users
WHERE id = 1;

上記の例では、"users"テーブルの"id"列が1の行が削除されます。

  1. 行の切り捨て: 行を完全に削除せず、テーブルの構造を維持しながらデータを消去する場合、TRUNCATE文を使用します。以下は基本的な構文です。
TRUNCATE TABLE テーブル名;

例えば、"logs"というテーブルのデータをすべて消去する場合は、以下のようになります。

TRUNCATE TABLE logs;

上記の例では、"logs"テーブルのすべての行が切り捨てられます。

重要なポイント:

  • DELETE文は条件に一致する行を削除しますが、TRUNCATE文はテーブルのすべての行を切り捨てます。
  • DELETE文はトランザクションログを生成しますが、TRUNCATE文はトランザクションログを生成しません。そのため、TRUNCATE文の方が削除操作が高速ですが、操作を元に戻すことはできません。

上記の方法を使用することで、SQLにおける行の削除と切り捨ての基本的な操作を理解することができます。