Internet Explorer専用のCSSとその使い方


  1. 条件付きコメント: Internet Explorerでは、条件付きコメントを使用することで特定のバージョンに対するスタイルを指定できます。以下は、Internet Explorer 9およびそれ以前のバージョンにのみ適用されるCSSコードの例です。
<!--[if lte IE 9]>
<style>
  /* IE 9 およびそれ以前のバージョン向けのスタイル */
</style>
<![endif]-->
  1. CSS Hack: Internet Explorerには特定のCSSプロパティをターゲットにするためのハックがあります。ただし、これらのハックは推奨されない方法であり、将来のバージョンでの動作が保証されない可能性があります。以下は、Internet Explorer 10および11にのみ適用されるCSSコードの例です。
@media all and (-ms-high-contrast: none), (-ms-high-contrast: active) {
  /* IE 10および11向けのスタイル */
}
  1. JavaScriptを使用した判定: JavaScriptを使用して、ユーザーエージェント情報を取得し、Internet Explorerであるかどうかを判定することもできます。以下は、JavaScriptを使用したInternet Explorer判定とCSSコードの例です。
if (navigator.userAgent.indexOf("MSIE") !== -1 || navigator.appVersion.indexOf("Trident/") > 0) {
  /* Internet Explorer向けのスタイル */
}

以上の方法を使用することで、Internet Explorerに特定のスタイルを適用することができます。ただし、できるだけレガシーコードを避け、モダンなWeb標準に従ったコーディングが推奨されます。また、CSSフレームワークやポリフィルを使用することも、ブラウザ互換性の向上に役立つ場合があります。