一般的な方法として、オブジェクトのプロパティにアクセスするには、ドット表記法またはブラケット表記法を使用します。ドット表記法では、オブジェクトのプロパティ名を直接指定しますが、ブラケット表記法では、プロパティ名を文字列として指定します。
変数をキーとして使用するには、ブラケット表記法を使用する必要があります。以下に例を示します。
const key = 'name';
const obj = {
[key]: 'John Doe',
};
console.log(obj.name); // 結果: "John Doe"
この例では、key
という変数をキーとして使用して、オブジェクトobj
にプロパティname
を追加しています。[key]
のブラケット内に変数を指定することで、変数の値がキーとして使用されます。
この方法を使用すると、動的にキーを作成することができます。例えば、ユーザーの入力に基づいてオブジェクトを作成する場合などに便利です。
さらに、変数をキーとして使用するだけでなく、計算結果や関数の戻り値などもキーとして使用することもできます。以下に例を示します。
const key = 10;
const obj = {
[key * 2]: 'Twenty',
[Math.random() > 0.5 ? 'foo' : 'bar'](): {
value: 'Dynamic Key',
},
};
console.log(obj[20]); // 結果: "Twenty"
console.log(obj.foo()); // 結果: { value: "Dynamic Key" }
この例では、数値の変数key
を使用してobj
オブジェクトにプロパティ20
を追加しています。また、条件に基づいてfoo
またはbar
をキーとした関数を追加しています。
以上が、JavaScriptで変数をキーとして使用する方法の基本的な説明です。これを活用して、より柔軟なオブジェクトの操作が可能になります。