SELECT 列名
FROM テーブル1
INNER JOIN テーブル2
ON テーブル1.共有列 = テーブル2.共有列;
この構文では、テーブル1とテーブル2を共有列を使用して結合します。共有列は、両方のテーブルで共通のデータを持つ列です。
さて、具体的な例を見てみましょう。
例えば、以下の2つのテーブルがあるとします。
テーブル1: ユーザー
+----+---------+
| ID | 名前 |
+----+---------+
| 1 | 田中 |
| 2 | 山田 |
| 3 | 鈴木 |
+----+---------+
テーブル2: 注文
+----+------------+--------+
| ID | 注文番号 | 金額 |
+----+------------+--------+
| 1 | A001 | 1000 |
| 2 | A002 | 2000 |
| 3 | A003 | 1500 |
+----+------------+--------+
これらのテーブルを、ユーザーのIDを共有列として結合してみましょう。
SELECT ユーザー.名前, 注文.注文番号, 注文.金額
FROM ユーザー
INNER JOIN 注文
ON ユーザー.ID = 注文.ID;
上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
+--------+------------+--------+
| 名前 | 注文番号 | 金額 |
+--------+------------+--------+
| 田中 | A001 | 1000 |
| 山田 | A002 | 2000 |
| 鈴木 | A003 | 1500 |
+--------+------------+--------+
このように、INNER JOINを使用すると、共有列を持つ2つのテーブルのデータを結合して取得することができます。
なお、INNER JOIN以外にも、LEFT JOIN、RIGHT JOIN、FULL OUTER JOINなど、さまざまな結合方法が存在します。それぞれの結合方法の違いについても学ぶことをおすすめします。
以上が、SQLのINNER JOINを使用したデータの結合方法についての解説です。簡単な例を挙げましたが、実際のデータベースのテーブルに応じて適切な結合方法を選択する必要があります。