まず、package.jsonファイルを開き、scriptsセクションを見つけます。このセクションには、"test"や"start"などの既存のスクリプトが含まれているかもしれません。新しいスクリプトを追加するには、既存のスクリプトと同じ形式でキーと値のペアを追加します。
例えば、以下のようにスクリプトを追加することができます:
{
"name": "my-project",
"version": "1.0.0",
"scripts": {
"build": "webpack --config webpack.config.js",
"test": "jest",
"start": "node server.js",
"lint": "eslint src"
}
}
上記の例では、"build"、"test"、"start"、"lint"という4つのスクリプトが追加されています。
それぞれのスクリプトは、任意のコマンドを実行することができます。たとえば、"build"スクリプトはWebpackを使用してプロジェクトをビルドし、"test"スクリプトはJestを使用してテストを実行します。
スクリプトを実行するには、コマンドラインから以下のように入力します:
npm run スクリプト名
例えば、"npm run build"と入力すると、"build"スクリプトが実行されます。
また、複数のコマンドを一度に実行したい場合は、コマンドを連結することもできます。そのためには、コマンドの間に「&&」を使用します。
以下は例です:
{
"name": "my-project",
"version": "1.0.0",
"scripts": {
"build": "webpack --config webpack.config.js && webpack --config webpack.prod.config.js",
"test": "jest && eslint src",
"start": "node server.js"
}
}
上記の例では、"build"スクリプトは2つのWebpackコマンドを連続して実行し、"test"スクリプトはJestとESLintのコマンドを連続して実行します。
これにより、複数のコマンドを組み合わせることで、さまざまなタスクを効率的に実行することができます。
以上がpackage.jsonのscriptsに複数のコマンドを追加する方法です。必要なスクリプトを追加し、プロジェクトの自動化を進めてください。