OUTパラメータは、プロシージャや関数の実行後に値を戻すために使用されます。以下に、OUTパラメータを使用する方法とコード例をいくつか紹介します。
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パラメータの宣言と使用方法: OUTパラメータを使用するには、パラメータを宣言し、パラメータ名の前にOUTキーワードを付けます。以下は、OUTパラメータの宣言と使用例です。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE get_employee_name( p_employee_id IN NUMBER, p_employee_name OUT VARCHAR2 ) AS BEGIN SELECT employee_name INTO p_employee_name FROM employees WHERE employee_id = p_employee_id; END;
上記の例では、get_employee_nameという名前のプロシージャが作成されています。このプロシージャは、p_employee_idというINパラメータを受け取り、p_employee_nameというOUTパラメータに従業員の名前を格納します。
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プロシージャの呼び出しとOUTパラメータの使用: プロシージャを呼び出す際に、OUTパラメータに値を格納するために変数を使用します。以下は、プロシージャを呼び出してOUTパラメータの値を取得する例です。
DECLARE v_employee_name VARCHAR2(100); BEGIN get_employee_name(100, v_employee_name); DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('Employee Name: ' || v_employee_name); END;
上記の例では、get_employee_nameプロシージャを呼び出して、従業員IDが100の従業員の名前を取得しています。取得した名前はv_employee_name変数に格納され、DBMS_OUTPUT.PUT_LINEを使用して結果を表示しています。
これらはOUTパラメータを使用する基本的な例ですが、実際の使用方法はさまざまです。OUTパラメータを使用することで、プロシージャや関数から値を返すことができます。データベースオブジェクトの作成やデータの操作において、OUTパラメータは非常に便利な機能です。
以上が、PL/SQLのOUTパラメータについての解説とコード例です。これを参考にして、自身のプロジェクトや開発作業でOUTパラメータを活用してみてください。