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AutoTraceを有効化する:
ALTER SESSION SET AUTOTRACE ON;
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クエリを実行する: AutoTraceを有効にした状態でクエリを実行します。例えば、次のようなSELECT文を使用します。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 条件;
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実行計画を取得する: クエリの実行結果とともに、実行計画が表示されます。以下のコマンドを実行することで、実行計画を取得できます。
SELECT * FROM TABLE(DBMS_XPLAN.DISPLAY_CURSOR);
実行計画には、クエリの実行方法や使用されるインデックス、テーブルアクセス方法などの詳細情報が含まれます。
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実行計画の詳細を分析する: 取得した実行計画を分析し、クエリのパフォーマンスを最適化するための情報を抽出します。以下に、実行計画の主要な要素についての説明と、最適化のための一般的なアプローチを示します。
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テーブルアクセス方法: 実行計画には、テーブルアクセス方法が表示されます。例えば、フルテーブルスキャンやインデックススキャンなどがあります。適切なインデックスの使用やテーブルのパーティショニングなどの変更を検討することで、アクセス方法を最適化することができます。
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結合方法: クエリに複数のテーブルが含まれる場合、結合方法も実行計画に表示されます。適切な結合方法や結合順序を選択することで、パフォーマンスを向上させることができます。
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パフォーマンスの低下要因の特定: 実行計画を分析し、クエリのボトルネックとなる要因を特定します。例えば、インデックスの不足、統計情報の古さ、クエリの書き方の問題などが考えられます。
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クエリの書き直し: 実行計画の分析結果を基に、クエリを書き直すことでパフォーマンスを最適化することができます。例えば、冗長な条件の削除や、サブクエリの使用の見直しなどが考えられます。
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インデックスの作成または変更: クエリの実行計画を分析し、適切なインデックスの作成や既存のインデックスの変更が必要な場合は、それに応じた対策を行います。
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