まず、Sequelizeのマイグレーションファイルを作成します。マイグレーションファイルは、データベースの変更を定義するためのJavaScriptファイルです。
以下は、配列型を持つ新しいカラムを既存のテーブルに追加する例です。
- マイグレーションファイルの作成
npx sequelize-cli migration:generate --name add_array_column_to_table
上記のコマンドを実行すると、新しいマイグレーションファイルが生成されます。
- マイグレーションファイルの編集
生成されたマイグレーションファイルを開き、up
メソッドとdown
メソッドを編集します。
'use strict';
module.exports = {
up: async (queryInterface, Sequelize) => {
await queryInterface.addColumn('table_name', 'column_name', {
type: Sequelize.ARRAY(Sequelize.STRING),
allowNull: true,
});
},
down: async (queryInterface, Sequelize) => {
await queryInterface.removeColumn('table_name', 'column_name');
}
};
上記のコードでは、up
メソッドでaddColumn
メソッドを使用して新しいカラムを追加し、down
メソッドで追加したカラムを削除しています。type
オプションにSequelize.ARRAY(Sequelize.STRING)
を指定することで、配列型のカラムを定義しています。allowNull
オプションは、カラムがNULL値を許容するかどうかを指定します。
- マイグレーションの実行
以下のコマンドを使用して、マイグレーションを実行します。
npx sequelize-cli db:migrate
これにより、指定したマイグレーションファイルが実行され、データベースに新しいカラムが追加されます。
以上で、Sequelizeを使用してマイグレーションファイル内で配列型を追加する方法が説明されました。これにより、データベーススキーマの変更を簡単かつ安全に管理することができます。