- Reactプロジェクトの作成とTypeScriptのセットアップ
まず、Reactプロジェクトを作成します。以下のコマンドを使用して、Create React Appを使って新しいプロジェクトを作成します。
npx create-react-app my-app --template typescript
これにより、TypeScriptがセットアップされたReactプロジェクトが作成されます。
- TypeScriptでReactコンポーネントを作成する
Reactコンポーネントを作成する際には、TypeScriptの型情報を活用することができます。以下は、簡単なコード例です。
import React from 'react';
type Props = {
name: string;
};
const MyComponent: React.FC<Props> = ({ name }) => {
return <div>Hello, {name}!</div>;
};
export default MyComponent;
この例では、Props
という型を定義し、それを使用してMyComponent
コンポーネントのプロパティを型付けしています。
- エラー処理と型の利用
TypeScriptを使用することで、コンパイル時にエラーを検出しやすくなります。例えば、Propsの型が一致しない場合や必須のプロパティが欠けている場合など、エラーが表示されます。
また、関数コンポーネント内での変数の型指定や、React Hooksを利用する際の型付けも可能です。これにより、より信頼性の高いコードを書くことができます。
- コード例: React Hooksの利用
React Hooksは、状態管理や副作用の処理をよりシンプルに行うための機能です。TypeScriptと組み合わせることで、Hooksの利用時に型情報を活用することができます。
以下は、useState
フックを使用した簡単なカウンターコンポーネントの例です。
import React, { useState } from 'react';
const Counter: React.FC = () => {
const [count, setCount] = useState<number>(0);
const increment = () => {
setCount(count + 1);
};
return (
<div>
<p>Count: {count}</p>
<button onClick={increment}>Increment</button>
</div>
);
};
export default Counter;
この例では、count
とsetCount
の型を明示的に指定しています。
以上が、ReactでTypeScriptを利用する方法といくつかのコード例の紹介です。この情報を参考にして、より型安全なReactアプリケーションを開発できるようになります。