Laravel Adminで必須フィールドを設定する方法


まず、Laravel Adminでは、バリデーションルールを使用して必須フィールドを設定します。バリデーションルールは、フォームデータの検証を行うためのルールセットです。

以下に、必須フィールドを設定するためのシンプルな手順を示します。

  1. モデルのルールを定義する: Laravelでは、各モデルに対してルールを定義することができます。必須フィールドを設定する場合は、該当するモデルのルールファイルを編集します。ルールファイルは通常、app/Rulesディレクトリに保存されます。

    例えば、app/Rules/PostRules.phpという名前のルールファイルを作成します。以下は、その中身の一部です。

    <?php
    namespace App\Rules;
    use Illuminate\Contracts\Validation\Rule;
    class PostRules implements Rule
    {
       public function passes($attribute, $value)
       {
           // 必須フィールドのバリデーションルールを定義する
           return !empty($value);
       }
       public function message()
       {
           return '必須フィールドを入力してください。';
       }
    }
  2. フォームにルールを適用する: フォームにルールを適用するためには、フォームリクエストクラスを使用します。フォームリクエストクラスは、リクエストデータのバリデーションを行うためのクラスです。

    例えば、PostRequestという名前のフォームリクエストクラスを作成します。以下は、その中身の一部です。

    <?php
    namespace App\Http\Requests;
    use Illuminate\Foundation\Http\FormRequest;
    use App\Rules\PostRules;
    class PostRequest extends FormRequest
    {
       public function rules()
       {
           return [
               'title' => ['required', new PostRules()],
               'content' => ['required'],
           ];
       }
       public function messages()
       {
           return [
               'title.required' => 'タイトルを入力してください。',
               'content.required' => '内容を入力してください。',
           ];
       }
    }

    上記の例では、titlecontentが必須フィールドであることを示しています。

  3. Laravel Adminでフォームリクエストクラスを使用する: Laravel Adminでは、フォームのバリデーションにフォームリクエストクラスを使用することができます。Laravel Adminのコントローラで、フォームリクエストクラスをインポートし、storeupdateメソッドで使用します。

    以下は、Laravel Adminのコントローラの例です。

    <?php
    namespace App\Admin\Controllers;
    use App\Http\Controllers\Controller;
    use App\Http\Requests\PostRequest;
    use Encore\Admin\Controllers\HasResourceActions;
    use Encore\Admin\Layout\Content;
    use Encore\Admin\Widgets\Form;
    class PostController extends Controller
    {
       use HasResourceActions;
       public function create(Content $content)
       {
           return $content
               ->title('新規投稿')
               ->body($this->form());
       }
       public function store(PostRequest) {
           // フォームリクエストクラスによるバリデーションが成功した場合の処理
       }
       public function edit($id, Content $content)
       {
           return $content
               ->title('投稿編集')
               ->body($this->form()->edit($id));
       }
       public function update(PostRequest $request, $id)
       {
           // フォームリクエストクラスによるバリデーションが成功した場合の処理
       }
       protected function form()
       {
           $form = new Form(new Post());
           $form->text('title', 'タイトル');
           $form->textarea('content', '内容');
           // 他のフォームフィールドを追加することもできます
           return $form;
       }
    }

    上記の例では、PostRequestクラスを使用してフォームのバリデーションを行っています。storeメソッドとupdateメソッドで、フォームリクエストクラスを引数として指定しています。

これで、Laravel Adminで必須フィールドを設定する方法が分かりました。必須フィールドを設定することで、ユーザーが重要な情報を入力することを確認できます。