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特権の付与方法 特権を付与するには、GRANT構文を使用します。一般的な構文は以下の通りです。
GRANT 特権タイプ ON データベース名.* TO 'ユーザー名'@'ホスト' IDENTIFIED BY 'パスワード';
ここで、
- 特権タイプ: 特権の種類を指定します。例えば、SELECT, INSERT, UPDATEなどのデータベース操作や、CREATE, DROPなどのオブジェクト操作などがあります。
- データベース名: 特権を付与する対象のデータベース名を指定します。すべてのデータベースに対して特権を付与する場合は、
*
を使用します。 - ユーザー名: 特権を受け取るユーザー名を指定します。
- ホスト: 特権を受け取るユーザーの接続元ホストを指定します。ローカルホストからの接続の場合は、
localhost
を使用します。 - パスワード: ユーザーのパスワードを指定します。
例えば、特定のデータベースに対してSELECTとINSERTの特権を付与する場合は、以下のようになります。
GRANT SELECT, INSERT ON データベース名.* TO 'ユーザー名'@'ホスト' IDENTIFIED BY 'パスワード';
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特権の確認方法 特権の付与状況を確認するには、以下のコマンドを使用します。
SHOW GRANTS FOR 'ユーザー名'@'ホスト';
これにより、指定したユーザーとホストに付与された特権の一覧が表示されます。
以上の方法を使用することで、MySQLでデータベースに特権を付与することができます。必要に応じて、特権の種類や範囲を適切に指定してください。