まず、ソースリストの設定方法です。Debian 10では、ソフトウェアパッケージのダウンロード元を指定するために、/etc/apt/sources.list
ファイルを編集します。以下の手順に従って設定を行ってください。
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ターミナルを開きます。
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ルート権限で編集モードに入ります:
sudo nano /etc/apt/sources.list
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エディタが開いたら、ダウンロード元の行を追加または編集します。例えば、公式のDebianミラーサーバを使用する場合は、以下のような行を追加します:
deb http://ftp.debian.org/debian buster main deb-src http://ftp.debian.org/debian buster main
この例では、メインリポジトリからパッケージをダウンロードする設定です。
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変更を保存してエディタを終了します。
ソースリストの設定が完了したら、次はよく発生するエラーの解決方法について説明します。以下にいくつかの一般的なエラーとその解決策を示します。
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「404 Not Found」エラー: ソースリストに指定されたURLが見つからない場合に発生します。確認するべきポイントは以下の通りです:
- ネットワーク接続が正常であることを確認します。
- 正しいURLがソースリストに指定されているか確認します。
- ソースリストのURLが古くなっていないか確認します。
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「GPGエラー」: パッケージの署名が検証できない場合に発生します。解決するためには以下の手順を試してみてください:
sudo apt-key update
コマンドを実行して、鍵の更新を試みます。- 不具合のある鍵を削除し、新しい鍵を追加します。
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「パッケージが見つからない」エラー: インストールしようとしているパッケージが見つからない場合に発生します。解決するためには以下の手順を試してみてください:
sudo apt update
コマンドを実行してパッケージリストを更新します。- パッケージ名やリポジトリの指定に誤りがないか確認します。