メディアクエリの基本と一般的な使用例


まず、メディアクエリとは、CSSの機能の一つであり、デバイスの特定の条件に基づいてスタイルを適用するためのものです。主な目的は、異なるデバイスや画面サイズに対応したレスポンシブなデザインを実現することです。

メディアクエリを使用する際の基本的な構文は以下の通りです:

@media メディアタイプ and (条件) {
  /* スタイルの定義 */
}

たとえば、以下のようなメディアクエリを使用することで、画面幅が600ピクセル以下の場合にスタイルを適用することができます:

@media screen and (max-width: 600px) {
  /* スタイルの定義 */
}

一般的な使用例としては、以下のようなものがあります:

  1. レスポンシブなレイアウト: メディアクエリを使用して、画面サイズに応じて要素の位置やサイズを調整することができます。たとえば、デスクトップとモバイルの表示でナビゲーションメニューの配置を変えるなどがあります。
@media screen and (max-width: 768px) {
  /* モバイル用のスタイルの定義 */
}
@media screen and (min-width: 769px) {
  /* デスクトップ用のスタイルの定義 */
}
  1. 画像の最適化: メディアクエリを使用して、画面サイズに応じて適切な画像を表示することができます。これにより、モバイルデバイスの場合には軽量な画像を表示し、ページの読み込み速度を向上させることができます。
@media screen and (max-width: 480px) {
  /* モバイル用の画像の定義 */
}
@media screen and (min-width: 481px) {
  /* デスクトップ用の画像の定義 */
}
  1. フォントの調整: メディアクエリを使用して、画面サイズに応じて適切なフォントサイズや行間を指定することができます。これにより、読みやすさを向上させることができます。
@media screen and (max-width: 768px) {
  /* モバイル用のフォントの定義 */
}
@media screen and (min-width: 769px) {
  /* デスクトップ用のフォントの定義 */
}

以上が、メディアクエリの基本的な使用例です。これらを参考にして、さまざまなデバイスや画面サイズに対応したレスポンシブなデザインを実現してください。