MySQLにおける「@」の意味と使い方についての解説


  1. ユーザー変数: 「@」を使って、ユーザー変数を宣言および使用することができます。ユーザー変数は、セッション中に値を保持するための変数です。例えば、以下のようにしてユーザー変数を使用できます。

    SET @myVariable = 'Hello';
    SELECT @myVariable;

    上記の例では、ユーザー変数@myVariableに'Hello'という値を設定し、その後でSELECT文を使用してその値を取得しています。

  2. システム変数: 「@」を使って、システム変数の値を参照することもできます。システム変数は、MySQLの動作を制御するための変数です。例えば、以下のようにしてシステム変数の値を取得できます。

    SELECT @@version;

    上記の例では、@@versionを使用して、MySQLのバージョン情報を取得しています。

  3. テーブル名のプレフィックス: 「@」を使って、テーブル名にプレフィックスを付けることもできます。これにより、同じデータベース内にある複数のテーブルで同じカラム名を使用する場合に、テーブル名を明示的に指定することができます。例えば、以下のようにしてプレフィックスを付けたテーブル名を使用できます。

    SELECT t1.columnName FROM tableName AS t1;

    上記の例では、テーブルtableNameのカラムcolumnNameを取得していますが、tableNamet1というプレフィックスを付けています。

「@」記号の使い方は上記のようになっていますが、注意点としては、その意味や使い方は文脈によって異なる場合があることです。ドキュメントやリファレンスガイドを参照することで、具体的な使い方や制約を確認することが重要です。