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ポート無効化の理由 ポートはネットワーク上で特定の通信プロトコルやサービスを提供するために使用されます。しかし、不要なポートがオープン状態になっていると、悪意のあるユーザーや攻撃者によって潜在的な脆弱性が悪用される可能性があります。ポートを無効化することで、ネットワークへの不正アクセスや攻撃を減らし、セキュリティを向上させることができます。
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ポートの無効化方法 Windowsでは、コマンドラインやファイアウォール設定を使用してポートを無効化することができます。以下にいくつかの方法を示します。
2.1 コマンドプロンプトを使用する方法
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 無効化したいポート番号を特定します。例えば、ポート番号が80の場合を考えます。
- 以下のコマンドを入力し、ポートを無効化します。
netsh advfirewall firewall add rule name="Disable Port 80" dir=in action=block protocol=TCP localport=80
2.2 ファイアウォールを使用する方法
- スタートメニューから「Windows Defender Firewall with Advanced Security」を開きます。
- 「インバウンドルール」または「アウトバウンドルール」を選択し、新しいルールを作成します。
- ポート番号やプロトコルなどの詳細な設定を行い、ポートを無効化するルールを作成します。
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コード例 以下に、PowerShellスクリプトを使用したポート無効化のコード例を示します。
$portNumber = 80 $ruleName = "Disable Port $portNumber" $fw = New-Object -ComObject hnetcfg.fwpolicy2 $rule = $fw.rules | where { $_.Name -eq $ruleName } if ($rule -eq $null) { $rule = New-Object -ComObject HNetCfg.FWRule $rule.Name = $ruleName $rule.Protocol = 6 # TCP $rule.LocalPorts = $portNumber $rule.Enabled = $false $rule.Grouping = "@firewallapi.dll,-23255" $rule.Profiles = 7 # All profiles $rule.Action = 0 # Block $fw.Rules.Add($rule) }
上記のコードでは、ポート番号80を無効化するためのファイアウォールルールを作成しています。既に同じ名前のルールが存在する場合は作成されません。