Spring Bootアプリケーションでプロパティを定義する方法


  1. application.propertiesファイルを使用する方法: Spring Bootでは、デフォルトでapplication.propertiesという名前のプロパティファイルが自動的に読み込まれます。このファイルを使用して、アプリケーションの設定を定義することができます。プロパティはキー=値の形式で記述します。例えば、以下のように設定できます。
# データベースの接続設定
spring.datasource.url=jdbc:mysql://localhost:3306/mydatabase
spring.datasource.username=myuser
spring.datasource.password=mypassword
# サーバーポートの設定
server.port=8080
  1. YAMLファイルを使用する方法: Spring Bootでは、YAML形式の設定ファイルもサポートされています。application.ymlという名前のファイルを作成し、プロパティを定義することができます。YAML形式は、階層構造を持つことができるため、より複雑な設定を表現するのに適しています。以下はYAML形式の例です。
# データベースの接続設定
spring:
  datasource:
    url: jdbc:mysql://localhost:3306/mydatabase
    username: myuser
    password: mypassword
# サーバーポートの設定
server:
  port: 8080
  1. コマンドライン引数を使用する方法: Spring Bootアプリケーションを起動する際に、コマンドライン引数を指定することもできます。例えば、以下のように--server.port=8080という引数を指定すると、サーバーポートを8080に設定することができます。
java -jar myapplication.jar --server.port=8080
  1. 環境変数を使用する方法: アプリケーションの設定を環境変数として指定することも可能です。環境変数を使用する場合、プロパティファイルやコマンドライン引数よりも優先されます。環境変数には、SPRING_APPLICATION_JSONという変数を使用してJSON形式で設定を指定することもできます。

これらの方法を組み合わせて使用することもできます。Spring Bootは、設定の優先順位を持っており、異なる方法で指定された設定のうち、最後に指定されたものが適用されます。

このように、Spring Bootアプリケーションでプロパティを定義する方法は多岐にわたります。上記の方法を使って、アプリケーションの設定を柔軟に管理することができます。