- application.propertiesファイルを使用する方法:
Spring Bootでは、デフォルトで
application.properties
という名前のプロパティファイルが自動的に読み込まれます。このファイルを使用して、アプリケーションの設定を定義することができます。プロパティはキー=値
の形式で記述します。例えば、以下のように設定できます。
# データベースの接続設定
spring.datasource.url=jdbc:mysql://localhost:3306/mydatabase
spring.datasource.username=myuser
spring.datasource.password=mypassword
# サーバーポートの設定
server.port=8080
- YAMLファイルを使用する方法:
Spring Bootでは、YAML形式の設定ファイルもサポートされています。
application.yml
という名前のファイルを作成し、プロパティを定義することができます。YAML形式は、階層構造を持つことができるため、より複雑な設定を表現するのに適しています。以下はYAML形式の例です。
# データベースの接続設定
spring:
datasource:
url: jdbc:mysql://localhost:3306/mydatabase
username: myuser
password: mypassword
# サーバーポートの設定
server:
port: 8080
- コマンドライン引数を使用する方法:
Spring Bootアプリケーションを起動する際に、コマンドライン引数を指定することもできます。例えば、以下のように
--server.port=8080
という引数を指定すると、サーバーポートを8080に設定することができます。
java -jar myapplication.jar --server.port=8080
- 環境変数を使用する方法:
アプリケーションの設定を環境変数として指定することも可能です。環境変数を使用する場合、プロパティファイルやコマンドライン引数よりも優先されます。環境変数には、
SPRING_APPLICATION_JSON
という変数を使用してJSON形式で設定を指定することもできます。
これらの方法を組み合わせて使用することもできます。Spring Bootは、設定の優先順位を持っており、異なる方法で指定された設定のうち、最後に指定されたものが適用されます。
このように、Spring Bootアプリケーションでプロパティを定義する方法は多岐にわたります。上記の方法を使って、アプリケーションの設定を柔軟に管理することができます。