LinuxのSFTPコマンドライン:使い方


  1. SFTPコマンドの基本的な使い方 SFTPコマンドは、ターミナルで以下のように入力します:

    sftp [オプション] [ユーザー名@]ホスト名

    SFTPセッションが開始されると、sftp>プロンプトが表示されます。以下によく使用されるコマンドをいくつか紹介します:

    • ls:リモートディレクトリの内容を表示します。
    • cd:リモートディレクトリを変更します。
    • get:リモートファイルをローカルマシンにダウンロードします。
    • put:ローカルファイルをリモートマシンにアップロードします。
    • quit:SFTPセッションを終了します。
  2. ユーザー名とパスワードを使用してSFTPに接続する 以下のコマンドを使用して、ユーザー名とパスワードを指定してSFTPに接続します:

    sftp ユーザー名@ホスト名

    接続が成功すると、パスワードを入力するように求められます。パスワードの入力後、SFTPセッションが開始されます。

  3. 鍵認証を使用してSFTPに接続する 鍵認証を使用すると、パスワードを入力せずにSFTPに接続できます。以下の手順で鍵認証を設定します:

    • まず、ssh-keygenコマンドを使用して公開鍵と秘密鍵のペアを生成します。
    • 生成された公開鍵(デフォルトでは~/.ssh/id_rsa.pub)をリモートホストの~/.ssh/authorized_keysファイルに追加します。

鍵認証が設定されると、以下のコマンドでSFTPに接続できます:

sftp -i 秘密鍵ファイル ユーザー名@ホスト名
  1. ファイルの転送と同期 SFTPを使用してファイルを転送する方法の一部を紹介します。

4.1 ファイルをリモートマシンにアップロードする 以下のコマンドを使用して、ローカルマシンからリモートマシンにファイルをアップロードします:

put ローカルファイル

4.2 ファイルをリモートマシンからダウンロードする 以下のコマンドを使用して、リモートマシンからファイルをダウンロードします:

get リモートファイル

4.3 ファイルやディレクトリの同期 rsyncコマンドを使用すると、ローカルマシンとリモートマシンの間でファイルやディレクトリを同期させることができます。以下は一般的な使用例です:

rsync [オプション] ローカルパス リモートパス

この記事では、SFTPコマンドラインの基本的な使い方と、ユーザー名とパスワードを使用した接続、鍵認証を使用した接続、ファイルの転送と同期について説明しました。これらのコード例を参考にして、LinuxシステムでSFTPを効果的に利用してください。