PHPのini設定: 開発環境と本番環境の違いと最適な設定方法

2024-02-16 19:35 PHP ini設定 開発環境
  1. エラーレポーティングの設定: 開発環境では、エラーメッセージや警告を詳細に表示することで、問題の特定を容易にします。以下の設定を使用します。
error_reporting = E_ALL
display_errors = On

一方、本番環境ではエラーメッセージをユーザーに表示しないようにすることが重要です。以下の設定を使用します。

error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_DEPRECATED
display_errors = Off
log_errors = On
  1. リソース制限の設定: 開発環境では、リソース制限を緩和してパフォーマンスを最適化します。以下の設定を使用します。
max_execution_time = 300
memory_limit = 512M

本番環境では、セキュリティとパフォーマンスのためにリソース制限をより厳しく設定します。以下の設定を使用します。

max_execution_time = 30
memory_limit = 128M
  1. キャッシュの設定: 開発環境では、キャッシュを無効にすることで、コードの変更が即座に反映されるようにします。以下の設定を使用します。
opcache.enable = 0

本番環境では、キャッシュを有効にしてパフォーマンスを向上させます。以下の設定を使用します。

opcache.enable = 1
opcache.validate_timestamps = 0

以上の設定は一般的なケースに基づいていますが、環境や要件によって異なる場合もあります。重要なのは、開発環境と本番環境の目的と要件を理解し、適切な設定を行うことです。