macOSでのPHP.iniファイルの設定とエラーの解決方法


  1. PHP.iniファイルの場所: macOSでは、PHP.iniファイルは通常、以下のパスにあります: /etc/php.ini

  2. PHP.iniファイルの編集: PHP.iniファイルを編集するには、テキストエディタを使用します。ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してPHP.iniファイルを開きます:

    sudo nano /etc/php.ini

    これにより、PHP.iniファイルがテキストエディタで開かれます。

  3. よく使われるPHP.iniの設定項目: 以下は、一般的なPHP.iniの設定項目です。

  • display_errors:

    display_errors = On

    エラーメッセージをブラウザに表示するために使用します。デフォルトでは、Offに設定されています。

  • error_reporting:

    error_reporting = E_ALL

    表示されるエラーレベルを設定します。E_ALLはすべてのエラーレベルを表示することを意味します。

  • memory_limit:

    memory_limit = 128M

    PHPスクリプトが使用できるメモリの上限を設定します。

  1. エラーの解決方法: 以下に、一般的なエラーとその解決方法をいくつか示します。
  • "PHP Startup: Unable to load dynamic library"エラー: このエラーは、PHP拡張モジュールが正しくロードされていないことを示しています。解決するには、以下の手順を実行してください:

    • PHP.iniファイルを開きます。
    • extension=で始まる行を探します。
    • ロードされていない拡張モジュールの行をコメントアウトします(;で始めます)。
    • ファイルを保存して終了します。
    • ApacheまたはPHP-FPMを再起動します。
  • "Allowed memory size exhausted"エラー: このエラーは、PHPスクリプトが設定されたメモリ制限を超えたことを示しています。解決するには、以下の手順を実行してください:

    • PHP.iniファイルを開きます。
    • memory_limitの値を増やします(例: 256M)。
    • ファイルを保存して終了します。
    • ApacheまたはPHP-FPMを再起動します。