まず、プロジェクトにCSSモジュールを導入するために、以下の手順に従います。
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プロジェクトにTypeScriptとReactをセットアップします。必要な依存関係や設定ファイルをインストールし、Reactコンポーネントを作成します。
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CSSモジュールを有効にするために、
.css
拡張子のファイルを.module.css
に変更します。これにより、ReactはそのファイルをCSSモジュールとして認識します。 -
CSSモジュールを使用するReactコンポーネントを作成します。例えば、
Button
というコンポーネントを作成する場合、Button.module.css
というファイルを作成します。 -
Button.module.css
内で、ユニークなクラス名を定義します。例えば、.button
というクラス名を指定します。 -
Reactコンポーネントのファイルで、CSSモジュールをインポートします。例えば、
import styles from './Button.module.css';
というように記述します。 -
Reactコンポーネント内で、クラス名を使用します。例えば、
<button className={styles.button}>Click me</button>
というように、styles.button
をクラス名として指定します。
これで、CSSモジュールが正しく適用され、Reactコンポーネントごとにスコープが設定されたスタイルが適用されます。
また、CSSモジュールでは、スタイルを動的に変更する方法も提供されています。例えば、条件に応じてスタイルを切り替える場合、styles
オブジェクトを使用してスタイルを適用することができます。以下はその例です。
import React, { useState } from 'react';
import styles from './Button.module.css';
const Button = () => {
const [isActive, setIsActive] = useState(false);
const handleClick = () => {
setIsActive(!isActive);
};
return (
<button
className={`${styles.button} ${isActive ? styles.active : ''}`}
onClick={handleClick}
>
Click me
</button>
);
};
export default Button;
上記の例では、isActive
の値に応じて、active
クラスが追加されたり削除されたりします。
以上が、TypeScriptとReactでCSSモジュールを使用する方法の概要です。これにより、コンポーネントごとにスコープが設定されたスタイルを簡単に作成できます。