まず、stylesオブジェクトは、コンポーネント内で使用するスタイルのプロパティと値を持つオブジェクトです。これにより、コンポーネントのスタイルを直接定義することができます。
以下に、シンプルな例を示します:
import React from 'react';
const MyComponent = () => {
const styles = {
container: {
backgroundColor: 'blue',
padding: '20px',
},
text: {
color: 'white',
fontSize: '16px',
},
};
return (
<div style={styles.container}>
<p style={styles.text}>Hello, World!</p>
</div>
);
};
export default MyComponent;
上記の例では、styles
オブジェクト内にcontainer
とtext
というプロパティがあります。各プロパティは、関連するスタイルを定義するオブジェクトです。<div>
要素と<p>
要素には、それぞれstyles.container
とstyles.text
を適用しています。
これにより、<div>
要素の背景色が青く、パディングが20pxに設定され、<p>
要素のテキストの色が白く、フォントサイズが16pxに設定されます。
さらに、stylesオブジェクトは動的なスタイリングにも使用することができます。例えば、状態やプロップスに基づいてスタイルを変更する場合に便利です。
import React, { useState } from 'react';
const MyComponent = () => {
const [isHighlighted, setIsHighlighted] = useState(false);
const styles = {
container: {
backgroundColor: isHighlighted ? 'yellow' : 'blue',
padding: '20px',
},
text: {
color: isHighlighted ? 'black' : 'white',
fontSize: '16px',
},
};
const handleMouseEnter = () => {
setIsHighlighted(true);
};
const handleMouseLeave = () => {
setIsHighlighted(false);
};
return (
<div
style={styles.container}
onMouseEnter={handleMouseEnter}
onMouseLeave={handleMouseLeave}
>
<p style={styles.text}>Hello, World!</p>
</div>
);
};
export default MyComponent;
この例では、isHighlighted
という状態を使用して、マウスが要素に乗った時にスタイルが変更されるようにしています。styles.container
とstyles.text
の背景色とテキストの色が条件によって変化します。
以上がReactにおけるstylesオブジェクトの基本的な使用方法とコード例です。これを参考に、自身のプロジェクトでスタイリングを効果的に行うことができます。