Java SwingでBorderLayoutを使用したレイアウトの基本


  1. BorderLayoutの概要: BorderLayoutは、コンポーネントを画面の上下左右の領域に配置するためのレイアウトマネージャーです。画面を5つの領域に分割します: 上部、下部、左側、右側、および中央。各領域には、1つのコンポーネントしか配置することができません。

  2. BorderLayoutの使い方: BorderLayoutを使用するには、以下の手順に従います。

    a. JFrameオブジェクトを作成します。 b. JFrameのsetLayout()メソッドを使用して、BorderLayoutを設定します。 c. 各コンポーネントを作成し、JFrameの適切な領域に追加します。例えば、上部にはJPanelやJLabelを配置することができます。 d. JFrameを表示します。

以下は、コード例です:

import javax.swing.*;
import java.awt.*;
public class BorderLayoutExample {
    public static void main(String[] args) {
        // JFrameオブジェクトの作成
        JFrame frame = new JFrame("BorderLayout Example");
        // レイアウトマネージャーの設定
        frame.setLayout(new BorderLayout());
        // コンポーネントの作成と追加
        JButton button1 = new JButton("上部");
        frame.add(button1, BorderLayout.NORTH);
        JButton button2 = new JButton("下部");
        frame.add(button2, BorderLayout.SOUTH);
        JButton button3 = new JButton("左側");
        frame.add(button3, BorderLayout.WEST);
        JButton button4 = new JButton("右側");
        frame.add(button4, BorderLayout.EAST);
        JButton button5 = new JButton("中央");
        frame.add(button5, BorderLayout.CENTER);
        // JFrameの表示
        frame.setSize(300, 200);
        frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
        frame.setVisible(true);
    }
}

上記の例では、JFrameにBorderLayoutを設定し、5つのボタンをそれぞれの領域に配置しています。

  1. 他のオプション: BorderLayoutには、さまざまなオプションがあります。例えば、コンポーネントのサイズを調整するためにInsets(余白)を使用したり、領域に複数のコンポーネントを配置することもできます。また、コンポーネントの追加や削除、表示の更新も可能です。

以上が、Java SwingのBorderLayoutを使用したレイアウトの基本的な方法です。この記事を参考にして、Java SwingでGUIを作成する際にBorderLayoutを活用してみてください。