XAMPPを使用したSMTPサーバーの設定方法


  1. XAMPPをダウンロードしてインストールします。公式のXAMPPウェブサイトから最新バージョンを入手し、インストールプロセスを完了します。

  2. XAMPPコントロールパネルを起動します。通常は、インストールディレクトリ内にある「xampp-control.exe」を実行することで起動できます。

  3. コントロールパネルの中で、ApacheとMySQL以外のモジュールを無効にします。これは、SMTPサーバーのポート(通常はポート25)が競合することを防ぐためです。ApacheとMySQLのチェックマークを外し、Startボタンをクリックして停止します。

  4. コントロールパネルの左側にある「Config」ボタンをクリックし、メニューから「php.ini」を選択します。これにより、PHPの設定ファイルが開きます。

  5. 設定ファイル内で、以下の設定を見つけて変更します:

    [mail function]
    SMTP=smtp.gmail.com
    smtp_port=587
    sendmail_from = [email protected]
    sendmail_path = "\"C:\xampp\sendmail\sendmail.exe\" -t"

    上記の例では、GmailのSMTPサーバーを使用しています。必要に応じて、SMTPサーバーアドレスとポートを変更し、送信元のメールアドレスを指定してください。

  6. コントロールパネルの左側にある「Service」ボタンをクリックし、メニューから「Apache」を選択します。Apacheを再起動することで、変更が有効になります。

  7. SMTPサーバーの設定が完了しました。メール送信のテストを行うために、PHPスクリプトを作成して実行してみましょう。以下は、基本的な例です:

    <?php
    $to = "[email protected]";
    $subject = "テストメール";
    $message = "これはテストメールです。";
    $headers = "From: [email protected]";
    
    if (mail($to, $subject, $message, $headers)) {
       echo "メールが送信されました。";
    } else {
       echo "メールの送信に失敗しました。";
    }
    ?>

    上記のスクリプトを保存し、ウェブブラウザで実行してみてください。正しく設定されていれば、メールが送信されるはずです。

これで、XAMPPを使用してSMTPサーバーを設定する方法がわかりました。これにより、ローカル環境でメール送信をテストすることができます。必要な場合は、他のSMTPサーバーを使用することもできますが、設定手順は類似しています。