ブートストラップ法を用いたサンプリングによるデータ解析の手法


  1. ブートストラップ信頼区間の推定: ブートストラップ法は、信頼区間の推定によく使用されます。具体的な手順は以下の通りです。 a. 元のデータセットから復元抽出によりサンプルを生成する。 b. サンプルから統計量(平均、中央値、分散など)を計算する。 c. a, bの手順を多数回繰り返し、統計量の分布を得る。 d. 得られた分布から信頼区間を計算する。

  2. ブートストラップ検定: ブートストラップ法は、仮説検定においても使用されます。以下に一般的な手順を示します。 a. 帰無仮説と対立仮説を設定する。 b. 元のデータセットから復元抽出によりサンプルを生成する。 c. サンプルから統計量を計算する。 d. 帰無仮説のもとで、bの手順を多数回繰り返し、統計量の分布を得る。 e. 得られた分布からp値を計算し、帰無仮説を棄却するかどうか判断する。

  3. ブートストラップ回帰: ブートストラップ法は回帰分析においても使用されます。以下に手順を示します。 a. 元のデータセットから復元抽出によりサンプルを生成する。 b. サンプルを使用して回帰モデルを構築する。 c. a, bの手順を多数回繰り返し、複数の回帰モデルを得る。 d. 得られた回帰モデルの結果を平均化することで、不確実性を考慮した予測値を得る。