Laravelリクエストでリクエストデータを追加する方法


  1. リクエスト用のクラスを作成する まず、リクエストデータを追加するためのカスタムリクエストクラスを作成します。これは、LaravelのArtisanコマンドで簡単に生成することができます。以下のコマンドを実行して、新しいリクエストクラスを作成します。
php artisan make:request YourRequestClassName

このコマンドを実行すると、app/Http/RequestsディレクトリにYourRequestClassName.phpという名前のクラスファイルが生成されます。

  1. リクエストデータのバリデーションルールを定義する YourRequestClassNameクラスファイル内で、rulesメソッドを定義してリクエストデータのバリデーションルールを指定します。以下は、例として名前とメールアドレスのフィールドが必須である場合のルールの定義です。
public function rules()
{
    return [
        'name' => 'required',
        'email' => 'required|email',
    ];
}
  1. リクエストデータの追加 YourRequestClassNameクラス内で、authorizeメソッドとvalidatedメソッドをオーバーライドしてリクエストデータの追加を行います。
public function authorize()
{
    // 認証のロジックをここに追加する
    return true;
}
public function validated()
{
    $data = parent::validated();

    // 追加のリクエストデータをここで指定する
    $data['additional_data'] = 'Additional data value';

    return $data;
}

authorizeメソッドでは、リクエストの認証ロジックを追加することができます。validatedメソッドでは、親クラスのvalidatedメソッドを呼び出してバリデーション済みのデータを取得し、必要な場合に追加のデータを指定することができます。

  1. リクエストをコントローラで使用する カスタムリクエストクラスを使用するには、コントローラでインスタンスを作成してリクエストを渡す必要があります。以下は、コントローラ内での使用例です。
public function store(YourRequestClassName $request)
{
    // リクエストデータの使用例
    $name = $request->input('name');
    $email = $request->input('email');
    $additionalData = $request->input('additional_data');

    // ここでリクエストデータを処理する
}

このようにすることで、カスタムリクエストクラス内で追加のリクエストデータを指定し、コントローラでそれを使用することができます。

以上が、Laravelでリクエストデータを追加する方法です。バリデーションルールの定義や追加のデータの指定により、リクエストデータを柔軟に制御することができます。