PHPUnitでのエラー発生時の停止方法


PHPUnitでは、デフォルトではエラーが発生してもテストの実行が継続されます。しかし、特定のエラーが発生した場合にテストの実行を停止する方法もあります。

  1. --stop-on-failureオプションを使用する方法: PHPUnitのコマンドラインで、--stop-on-failureオプションを使用すると、最初のエラーが発生した時点でテストの実行が停止されます。以下は、例です。
$ phpunit --stop-on-failure

このオプションを使用することで、最初のエラーが見つかった時点でテストが中断され、それ以降のテストは実行されません。

  1. setStopOnFailureメソッドを使用する方法: PHPUnitのテストクラス内で、setStopOnFailureメソッドを使用することもできます。以下は、例です。
use PHPUnit\Framework\TestCase;
class MyTest extends TestCase
{
    protected function setUp(): void
    {
        $this->setStopOnFailure(true);
    }
    public function testSomething()
    {
        // テストコード
    }
    public function testSomethingElse()
    {
        // テストコード
    }
}

この場合、setUpメソッド内でsetStopOnFailure(true)を呼び出すことで、テストクラス内のすべてのテストメソッドでエラーが発生した場合にテストの実行が停止されます。

この記事では、PHPUnitでのエラー発生時の停止方法について説明しました。エラーハンドリングやテスト駆動開発において、テストの実行を適切に制御することは重要です。以上の方法を活用して、効果的なテストスイートを作成してください。