C言語におけるラウンドロビンスケジューリングの実装方法


  1. ラウンドロビンスケジューリングの基本アイデア ラウンドロビンスケジューリングでは、各タスクに一定の時間スライス(クオンタム)を割り当てます。各タスクは順番に実行され、指定された時間が経過すると次のタスクに切り替わります。このプロセスを繰り返すことで、公平なタスクの実行が実現されます。

  2. ラウンドロビンスケジューリングの実装例 以下に、C言語でラウンドロビンスケジューリングを実現するための基本的なコード例を示します。

#include <stdio.h>
#define MAX_TASKS 5
#define TIME_SLICE 10
typedef struct {
    int task_id;
    int remaining_time;
} Task;
void run_round_robin(Task tasks[], int num_tasks) {
    int current_task = 0;
    while (1) {
        if (tasks[current_task].remaining_time > 0) {
            printf("Running Task %d\n", tasks[current_task].task_id);
            tasks[current_task].remaining_time -= TIME_SLICE;
        }
        current_task = (current_task + 1) % num_tasks;
        // 全てのタスクが完了したら終了
        int all_tasks_completed = 1;
        for (int i = 0; i < num_tasks; i++) {
            if (tasks[i].remaining_time > 0) {
                all_tasks_completed = 0;
                break;
            }
        }
        if (all_tasks_completed) {
            break;
        }
    }
}
int main() {
    // タスクの初期化
    Task tasks[MAX_TASKS] = {
        {1, 30},
        {2, 20},
        {3, 40},
        {4, 10},
        {5, 15}
    };
    // ラウンドロビンスケジューリングの実行
    run_round_robin(tasks, MAX_TASKS);
    return 0;
}

上記の例では、Taskという構造体を定義し、各タスクのIDと残りの実行時間を保持しています。run_round_robin関数では、各タスクの実行時間を減らしながら順番に実行し、全てのタスクが完了するまで繰り返します。

このようにして、C言語で簡単なラウンドロビンスケジューリングを実装することができます。必要に応じて、タスクの追加や時間スライスの変更などを行い、自分のニーズに合わせたスケジューリングロジックを作成することができます。