- 関数の定義と呼び出し: 関数は特定のタスクや処理を実行するためのブロックです。関数を定義するには、以下のような構文を使用します:
戻り値の型 関数名(引数の型 引数名) {
// 処理の内容
}
例えば、LEDを点灯させるための関数を定義する場合、以下のようになります:
void ledOn(int pin) {
digitalWrite(pin, HIGH);
}
関数を呼び出すには、以下のように関数名と引数を指定します:
ledOn(13);
- ライブラリ関数の使用: Arduinoでは、様々なライブラリが提供されています。これらのライブラリには便利な関数が含まれており、プロジェクトの実装を容易にします。
例えば、Servoライブラリを使用してサーボモータを制御する場合、以下のようなコードを書くことができます:
#include <Servo.h>
Servo myServo;
void setup() {
myServo.attach(9);
}
void loop() {
myServo.write(90);
delay(1000);
myServo.write(0);
delay(1000);
}
- 戻り値を持つ関数: 関数は必要に応じて戻り値を返すこともできます。戻り値の型は関数定義時に指定します。
例えば、2つの数値を加算する関数を定義する場合、以下のようになります:
int addNumbers(int a, int b) {
return a + b;
}
この関数を呼び出すと、結果が戻り値として返されます:
int result = addNumbers(5, 3);
- ライブラリ関数の作成: 自分自身で独自のライブラリ関数を作成することもできます。これにより、再利用可能なコードを作成し、プロジェクトのモジュール化が可能になります。
独自のライブラリ関数を作成するには、関数定義をヘッダーファイルに追加し、実装をソースファイルに記述します。
- コード例: 以下に、Arduinoでよく使用される関数のいくつかのコード例を示します:
- デジタルピンの状態を読み取る関数:
int readButtonState(int pin) {
return digitalRead(pin);
}
- LEDを点滅させる関数:
void blinkLED(int pin, int duration) {
digitalWrite(pin, HIGH);
delay(duration);
digitalWrite(pin, LOW);
delay(duration);
}
- アナログピンの値を読み取る関数:
int readAnalogValue(int pin) {
return analogRead(pin);
}
以上がArduinoにおける関数の使用法とコード例です。これらの例を参考にして、自分のプロジェクトに適した関数を作成してみてください。