C++におけるデキュー(要素の取り出し)の方法


  1. std::dequeを使用したデキューの実装:

    #include <iostream>
    #include <deque>
    
    int main() {
       std::deque<int> myDeque;
    
       // 要素の追加
       myDeque.push_back(1);
       myDeque.push_back(2);
       myDeque.push_back(3);
    
       // 先頭の要素を取り出し
       int frontElement = myDeque.front();
       std::cout << "Front element: " << frontElement << std::endl;
    
       // 先頭の要素を削除
       myDeque.pop_front();
    
       // 残りの要素を表示
       std::cout << "Remaining elements: ";
       for (int element : myDeque) {
           std::cout << element << " ";
       }
       std::cout << std::endl;
    
       return 0;
    }

    上記のコードでは、std::dequeを使用してデキューを実装しています。push_back()関数を使用して要素を追加し、front()関数を使用して先頭の要素を取得します。また、pop_front()関数を使用して先頭の要素を削除します。

  2. std::queueを使用したデキューの実装:

    #include <iostream>
    #include <queue>
    
    int main() {
       std::queue<int> myQueue;
    
       // 要素の追加
       myQueue.push(1);
       myQueue.push(2);
       myQueue.push(3);
    
       // 先頭の要素を取り出し
       int frontElement = myQueue.front();
       std::cout << "Front element: " << frontElement << std::endl;
    
       // 先頭の要素を削除
       myQueue.pop();
    
       // 残りの要素を表示
       std::cout << "Remaining elements: ";
       while (!myQueue.empty()) {
           std::cout << myQueue.front() << " ";
           myQueue.pop();
       }
       std::cout << std::endl;
    
       return 0;
    }

    上記のコードでは、std::queueを使用してデキューを実装しています。push()関数を使用して要素を追加し、front()関数を使用して先頭の要素を取得します。また、pop()関数を使用して先頭の要素を削除します。デキューの全ての要素を取り出すために、empty()関数を使用してキューが空でないかをチェックし、front()pop()を繰り返し使用します。

これらのコード例は、C++でデキューを実装するための基本的な方法を示しています。他にも、異なるデータ構造やライブラリを使用してデキューを実現する方法もあります。