- C++11以降での「for each」ループ: C++11以降では、「for each」ループの代わりに範囲ベースの「for」ループが導入されました。このループは、コンテナや配列の要素を簡潔に処理するための便利な方法です。以下は、使用例です。
#include <iostream>
#include <vector>
int main() {
std::vector<int> numbers = {1, 2, 3, 4, 5};
// ベクトルの要素を表示する
for (int number : numbers) {
std::cout << number << " ";
}
return 0;
}
出力:
1 2 3 4 5
- C++03以前での「for each」ループ: C++03以前のバージョンでは、標準の「for each」ループは提供されていませんでしたが、イテレータを使用して同様の動作を実現することができます。以下は、その例です。
#include <iostream>
#include <vector>
int main() {
std::vector<int> numbers = {1, 2, 3, 4, 5};
// イテレータを使用してベクトルの要素を表示する
for (std::vector<int>::iterator it = numbers.begin(); it != numbers.end(); ++it) {
std::cout << *it << " ";
}
return 0;
}
出力:
1 2 3 4 5
これらは、C++における「for each」ループの使用方法とコード例の一部です。他にもさまざまな方法がありますが、基本的な使い方としてはC++11以降の範囲ベースの「for」ループが最も推奨されています。詳細な情報や応用例については、C++のドキュメントや参考書を参照してください。