C++のポインタと配列: 初心者向けの基本的な解説


  1. ポインタとは何か?

    • ポインタはメモリ上のアドレスを格納する変数です。
    • メモリ上のデータに直接アクセスするために使用されます。
  2. 配列とは何か?

    • 配列は同じ型の複数の要素をメモリ上に連続して格納するデータ構造です。
  3. ポインタと配列の関係

    • 配列名は、配列の先頭要素へのポインタとして解釈されます。
    • つまり、配列名はその配列の先頭要素のメモリアドレスを示します。
  4. 配列へのポインタの利用方法

    • 配列名をポインタとして使用することで、配列の要素にアクセスできます。
    • ポインタ演算を使用して、配列の要素を逐次的にたどることもできます。
  5. コード例: 配列の要素の表示

    #include <iostream>
    using namespace std;
    int main() {
       int numbers[] = {1, 2, 3, 4, 5};
       int* ptr = numbers;  // 配列の先頭要素へのポインタ
       for (int i = 0; i < 5; i++) {
           cout << *ptr << " ";  // ポインタを通じて要素にアクセス
           ptr++;  // ポインタを次の要素に進める
       }
       return 0;
    }

    上記のコードでは、配列の先頭要素へのポインタを取得し、ポインタを通じて配列の要素にアクセスしています。

  6. ポインタと配列の注意点

    • 配列の範囲外の要素にアクセスすると、未定義の動作が発生します。
    • ポインタを正しく初期化しないと、予期しない結果が生じる可能性があります。

以上が、C++におけるポインタと配列の基本的な解説とコード例です。初心者の方にとって、ポインタと配列の関係を理解するための良い出発点となるでしょう。