C++におけるネストされたループの使用方法


【例1】九九の表を表示するプログラム

#include <iostream>
int main() {
    for (int i = 1; i <= 9; i++) {
        for (int j = 1; j <= 9; j++) {
            std::cout << i * j << "\t";
        }
        std::cout << std::endl;
    }
    return 0;
}

このプログラムでは、外側のループで変数iが1から9までの値を取り、内側のループで変数jが1から9までの値を取ります。内側のループ内でijの積を計算し、タブ区切りで表示します。外側のループが1から9まで繰り返されるたびに、内側のループが1から9まで繰り返されるため、九九の表が表示されます。

【例2】2次元配列の要素を表示するプログラム

#include <iostream>
int main() {
    int matrix[3][3] = {{1, 2, 3}, {4, 5, 6}, {7, 8, 9}};
    for (int i = 0; i < 3; i++) {
        for (int j = 0; j < 3; j++) {
            std::cout << matrix[i][j] << " ";
        }
        std::cout << std::endl;
    }
    return 0;
}

このプログラムでは、2次元配列matrixの要素を表示します。外側のループで変数iが0から2までの値を取り、内側のループで変数jが0から2までの値を取ります。内側のループ内でmatrix[i][j]の要素を表示します。外側のループが0から2まで繰り返されるたびに、内側のループが0から2まで繰り返されるため、2次元配列の要素が表示されます。

これらはネストされたループを使用したC++プログラムの一部の例です。ネストされたループは、複雑な操作やパターンを実現するための強力なツールです。上記の例を参考にして、自身でさまざまなネストされたループのパターンを作成してみてください。